Where the Crawdads Sing (ザリガニの鳴くところ) – Delia Owens

where the crawdads sing 読書・映画記録

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The New York Times Fiction Best Sellersにランクインし、Amazon Kindleでも常に上位にいたので、気になって読んでみました。

紙の本も買ってしまいました〜

本の紹介

楽天koboの辞書機能はとても便利なので、個人的に楽天推しです 🙂

あらすじ(ネタバレなし)

1950年代のアメリカのとある湿地帯で、Chaseという青年が遺体となって発見されました。

警察はChaseと最後に一緒にいたとされるKyaという少女を起訴するのです。

当時10代のKyaは家族と住んでいました。

しかし、父親の暴力により母そして兄弟は出ていき、そのうち父も家を出ていき、Kyaは1人で生活することになるのです。

Kyaは生きていくために、魚や貝を採りそれを町まで出かけて売りお金にしていました。学校には通わず、湿地帯で採れる貝や鳥の羽を集めて過ごすのが毎日の幸せだったのです。

そんなKyaを町の人は The Marsh Girl(湿地帯の女の子)と呼び、偏見の眼差しで見ていました。

ずっと孤独に暮らしてきたKyaは、果たしてChaseを殺したのか?この2人の関係性とは一体?

英語のレベル

★★★★☆

単語が結構難しかったので、読むのに時間がかかりました。

ただ、ベストセラーですので、話の内容としては難しくないかなと思います。

評価

★★★★★

ラストシーンが印象に残っています。また、風景が思い浮かびます。

切ないラブストーリー&サスペンスといったところでしょうか。

映画上映予定なので、日本でも劇場公開されないかなとワクワクしております。

感想・考察(ネタバレあり)

とても満足できた作品でした!単語は難しかったのですが、読みがいがありましたね。

さすがベストセラーです。外れないですね。

この作品のどこが好きかというと、切ないラブストーリーの部分です。

Kyaの旦那さんとなるTateの苦悩がとても胸に響きました。一緒に生きていけないと絶望してKyaの前から姿を消すTate・・・

でも成長して戻ってくるTateに、よかったーと思いました。Kyaを一人にしないでくれてありがとう!

また、貝を買い取ってくれる店長夫婦も、Kyaの味方でいてくれて本当にありがとう!と思いました。

一方でChaseはとんでもない男で、なぜこんな男と出会ってしまったのか、なぜこんな男に惹かれてしまったのか、わからないなあ。

ザリガニは鳴くのか?

題名になっているCrawdad(ザリガニ)ですが、ザリガニは本に出てこなかったような。。?

そもそもザリガニは鳴くのか?と気になり調べたところ、どうやら筆者のDeliaがこんなコメントを残しているようでした。

I learned from a book that crawdads don’t really sing. But I learned from my mother that if you go far enough into the wilderness by yourself, and there’s nothing but you and nature, you will hear the crawdads sing.

Marriam-Webster

町から離れた湿地帯で、たった一人で住むKyaには、ザリガニの鳴き声が聞こえたのかもしれませんね。

ラストシーン

一番引き込まれたシーンです。

最後、Chaseが最後につけていた貝殻のネックレスをKyaの宝箱から見つけてしまったTate。

そして、その貝殻のネックレスを砂浜に散布することで秘密を葬り去るわけです。

TateのKyaへの愛と、絶対明かされることのない秘密で終わるのがとても印象的でした。映画だとどう描かれるんだろう・・見たいな。

また、結局Kyaが殺したのか・・と最後驚いたのは覚えてます。たしか、このシーンまでは結局Chaseって誰が殺したの?な展開だった記憶です・・Kyaは無罪だったし。

とにかく素敵なお話でした。

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