【海外就職】ソフトウェアエンジニアのうまくいかなかった、トラウマ面接体験談【アイルランド】

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私は、アイルランドでビザスポンサー付きのソフトウェアエンジニア職をゲットした。約6ヶ月、100社以上応募したこの記録、誰かの役に立てることができたらな、と思うので、残す。

ここから、すべての記事に目を通すことができる。

その中でも、うまくいかなかったり、ちょっとトラウマになった面接たちを紹介していきたいと思う。

歯も立たなかった会社A

この会社は、GAFAのうちの1社。LinkedInのメッセージからスカウトがあり、シニアのソフトウェアエンジニアとして1回目のテック面接へ進んだ。テック面接の内容は、45分でライブコーディング面接。

早めにビデオに参加すると、すぐに面接官がジョインした。面接官はとても明るい。大体大手って明るくてフレンドリーな人が多い印象。

ちょっと早いけど、自己紹介でもできるかなと思ってね。ニコニコ

めちゃくちゃ優しい。おそらくリラックスさせようとしている。さすがGAFA。

自己紹介も終わり、和やかな雰囲気の中、問題が始まった。問題は、“a+(a-b)”のような変数の数式を解けというもの。これは、LeetCodeにも似たような問題がある。一見簡単そうに見えるけど、string型で、これを計算しなくちゃいけないの、結構しんどい。案の定パニクる。

しかも、テック面接はこれが人生2,3度目。明らかに準備不足だった。

あー・・・うー・・えー・・・

自分の解き方を順序立てて説明をしなくてはいけないのに、まったくどこから始めればいいのかもわからない。完全にパニック。面接官は優しいので、ヒントをちょくちょく与えてくれる。でも、パニック状態で、英語で言われているのも相まって、何を言ってんのかさっぱりわからなかった。

そして45分が経過。もう早く終わらせたかったが、面接官が一向に面接を終了させる気配がない。痺れを切らし、

あのー、時間すぎてませんか?(早くこの場から逃げたい)

この会議室は1時間取ってあるからまだ大丈夫だよー!

絶望

そして1時間みっちりと何も解けずに終わった。最後まで面接官はニコニコしていた。終わった後、やっと解放された嬉しさと、自分があまりにもできなくて不甲斐なさで、泣いた。この半年間で就活関連で2度泣いたけど、それがこれ。

もちろん結果はダメだった。

反省点

GAFAレベルは正直、下準備がかなり必要。LeetCodeのHardレベルをたくさん解かないと無理。当時の私は、Mediumを解き始めたぐらいの頃だったので、明らかな準備不足だった。

お声がかったし練習できる良いチャンスだと思って、面接受けたけど、これは練習用にしてはいけないし、本気で受けに行かないとただ自尊心をやられるだけで終わる。本当に。ちょっとトラウマ。

GAFAを受ける予定の人は、しっかり下準備をして受けに行こう。

最終でお祈りされた会社B

この会社は、就活始めたての日本にいる頃に、シニアのポジションでLinkedInからメッセージがあり受けた会社。規模としては大手よりの中レベル。アイルランドに自社オフィスを構えていて結構有名。

この会社、リクルーターがとにかくまめで、とってもサポーティブ。

お給料はどのくらいを考えている?

えっと、、XXXユーロくらい・・・

え!?あなた、それはダメ。自分を見下しているわ。女子だってやれるところを見せつけないとダメよ。アイルランドでエンジニア就活をするなら最低70Kユーロは言わないとダメ。

私は正直に日本でもらってた額に少しプラスしたぐらいのものを言っただけなのに、なぜか女子だから自分を下げていると思われたのか、こんなアドバイス。予想外すぎてびっくり。ちなみにこの会社であれば、90Kユーロもらえるとのこと。たっけ〜。

面接ステップは、

  1. 持ち帰りTechテスト
  2. Tech面接3回
    • アルゴリズム
    • javascript
    • システムデザイン
  3. 最終面接

各回、どんなことをやったか説明をしよう。

1. 持ち帰りTechテスト

どんな内容かは軽くリクルーターが説明してくれる。GlassDoorで調べると、内容が少しだけリークしていたので、それを参考にして下準備。ChatGPTに似たような問題を考えてもらい、予想問題を解く。

この会社は今考えると少し特殊で、HackerRankやCodilityといったコーディングサイトを使わずに自社で作ったテストだった。REST APIを使ってデータを取得して、抽出して、返すというもの。正解の値を返せれば、成功!と画面に出る。

最初見たとき、あ、これ解けねえ・・・・と正直思ったが、まあ、できるだけやってみようと思って制限時間内に頑張った。無理だと思ってたが最終的には解けたので、もっと自分に自信を持ちたい

その数日後に、おめでとうとリクルーターから連絡があり、次のステップの準備へ。

2. Tech面接3回

このリクルーターがなぜサポーティブかというと、毎回面接前に何を勉強すればいいか、を詳しく教えてくれる。こんなに色々教えてもらっていいの?って思うぐらい。ノルマでもあるのかなあ・・・とにかくリクルーターが、候補者を受からせたいという意思をひしひし感じた。

流石にどんな問題が出るかは教えてもらえないが、leetcodeのjavascriptカテゴリを勉強すると良い、などアドバイスをもらった。

各テストは1時間ずつ。インタビュアーは毎回2人いて、1人は見習いという感じ。内容もGlassDoorにリークしていたものを中心に勉強。まるまるっとそのままのものが出てきた。javascript, システムデザインは手応えがまぁまぁあったが、アルゴリズムに関しては、緊張と練習不足で全く手応えがなかった。確か問題は、数字の入った2つの配列を1つの配列にするというもの。

面接が終わって、あー落ちたなと思った。でも、良い経験だった。と切り替えていたら、リクルーターから返事が来た。

おめでとう、次のステップに進めることになったわ!次は最終よ!

これにはびっくり仰天した。確かにテストの出来はあまりよくなかったが、緊張していたのだろうということで、次へ進めることになったらしい。あとシステムデザインがとても良く出来たみたいなので、これに救われたのかも。ラッキーすぎた。

3. 最終面接

自分が今までやってきたプロジェクトや自分自身のことを聞かれる。事前にリクルーターから、どう言ったことを聞かれるか教えてもらう。仲間とのコンフリクトが聞かれるとのことで、それ関連の過去の出来事を思い出して、話せる準備をした。

こちらも1時間で、Hiring Manager1人と見習い1人。頑張って自分の過去の出来事を話したが、それがなんだかインタビュアーの期待値に届いていないような感触。

うーん、、もっと複雑だったプロジェクトってない?

当時の私が準備していた話では足りず、あまり手応えがなく終わった。もちろん結果はダメだった

大体の会社のリクルーターは、不合格だと不合格でしたメールのテンプレを終わるだけで終了するのだが、この会社は本当にサポーティブ。直接電話をしてくれて、なぜ不合格だったのかのフィードバックをしてくれる

私の場合は、あと経験を2,3年積んでからまた受けに来て欲しいとのことだった。正直自分でもシニアレベルほどのスキルはないなと思っていたので、納得。

反省点

Tech系の面接は、今思うと、GlassDoorと運に救われただけで、実力としては全くの練習不足。

最終面接にいたっては、自己分析が足りなさすぎた。話せるプロジェクトを3つぐらいは用意して、冷静に受け答えをしなくてはいけないのに、それが全く出来ていなかった。

就活初期なので、仕方ないと今は思うが、就活最終に差し掛かったときに受けていたら、どうなっていたかな、とはたまに思う。

あと正直テック面接がそこまで難しくなくて。(解けなかったが)これで90Kももらっていいのかとは少し思ったけど。どうなのかな。

最終でお祈りされた会社C

この会社は就活中盤に受けた会社。日本にいる時から名前は知っていて、働きたいなと思っていた会社だった。規模としては大手より。リクルーターも、優しくて、好印象しかなかった。ミドルレベルのポジションでお給料は75k前後。

面接ステップは、

  1. Tech面接
  2. Tech面接3回
    • フロントエンド
    • 過去のプロジェクト説明
    • システムデザイン
  3. 最終面接

1. Tech面接

Webアプリをデバッグする問題を面接官とペアプロをして解くというものだった。10問くらいバグがあるので、それを1時間で解くというもの。Webアプリに関して経験があまりなかったので、3問ぐらいしか解けなかった。

だが考えていることを口に出して、分からないことはわからないと伝えて、爪痕だけは残した。

正直落ちたと思っていたが、よくわからないが、なぜか通過。考えを喋っていたのが功を奏したのか?

2. Tech面接

またまたTech面接。こちらも1時間ずつ、特に手応えもなかったが、酷すぎたわけでもなかった。というかところどころ褒められたので、少し安心していた部分があったのかもしれない。問題も、めちゃくちゃ難しいというわけでもなく。

3. 最終面接

2,3のステップは全部連続で続いた。

Behavior面接は、B社がうまくいかなかったので、あれからたくさん自己分析をして、たくさんモックインタビューで練習をした。B社のときより少し余裕をもって答えることができたので、だいぶ成長したと思った。手応えもそれなりにあった。

この面接官とリクルーターから、返事は48時間以内に送るねと言われていたので、ワクワクしながら待った。言ったように、そこまでヘマをしたわけでもなかったので、自信もそれなりにあって、最終面接に手応えがあった。完全に受かった気でいた

だが、2日経てど返事がこない。リクルーターはメールを送るとすぐに返事をしてくれるし、とても優しかったので、あれ、どうしたのだろうと思った。しかもこの時は他の会社から、実は内定をもらっていて(この話はまた別記事にて。)、早めに返事をくれると嬉しいとリクルーターには伝えてあった。痺れを切らし、3日目くらいでフォローアップメールを送る。そうすると、不合格のテンプレートメールが送られてきた

本当にショックだった。このときにまた泣いた。2度目。これに関しては、返事を2日以内にするといったのだから、すぐ返事しろや!と悲しみはイライラに変わった。GlassDoorのレビューを見ていても不合格になった場合の態度の変わりようについて結構コメントしてる人がいたので、そういう会社だったんだなーと納得。ちなみにこの会社はフィードバックはなしなので、なぜ落ちたのかは不明。

反省点

面接に関しては、頑張ったと思う。反省するとしたら、期待を持ちすぎたこと。これはどの面接でも言えるけど、期待しちゃうと、落ちたときの落ち込みがすごい。

なので、私はこれ以降毎回手応えがあってもなくても、落ちた、よし次。とすぐに切り替えていた。自分のメンタルを守る術をこの失敗から学んだかな。

あとは、返事を急がないこと。もう少し返事の期間を待っていれば、もしかしたら別ポジションを提示してくれたりしたかなーとか今となっては少し思う。返事がこないってことは、欲しい人材ではなかったということで、切り替えて忘れて次の面接の準備をするとかした方が良かったかなとは思う。企業としても、欲しい人材だったらすぐに連絡するだろうしね。

とことん相性が合わなかった会社D

この会社は大手よりのIT系の会社。ポジションはビギナーレベルのフルスタックポジション。自分の経験は、主にフロントエンドで6年やっていたので、フルスタックのビギナーで応募してみた。

リクルーターは優しかったが、この会社はテック面接で落ちた。

1回目のBehavior面接は、Hiring Managerとのもの。なんか話が噛み合わない。話しづらい。いつも笑顔でいようと心がけるのだが、なんか疲れてきちゃって真顔になってしまったり。手応えもなかったが、なぜか通過。

2回目のTech面接では、前半がReactの技術系の質問に答えて、後半がReactのアプリをライブコーディングで作るというもの。この人は少し怖かった。リラックスしてと言われたけど、圧を少し感じ、少しパニック。答えたかったものもうまく答えられず。

前半に引っ張られて後半も、最後まで解くことはできなかった。完全に相手の圧に飲み込まれてしまった

結果はもちろん不合格。まあ、でしょうね、と納得。

反省点

なんだか怖くて、目上の人っていう意識でインタビューをしてしまった。まあ、そうなんだけども。自分も相手をインタビューしているという意識を持つのが大事。そういう人を前にしても、深呼吸をして、落ち着くことを意識しなくては。

難しいんだけどさ〜これが。何回も経験するしかないよね。

まとめ

自分の記憶に残ってるうまくいかなかった、トラウマになっている面接を紹介した。他にもたくさん不合格になった面接はあるけれど。記憶に残っているものを中心にあげてみた。これらの経験は本当に喜ばしい経験ではなかったけど、学んだことはたくさんあるから、必要な失敗だったと今となっては思う。

面接で落ち込んでる人がいたら、私もこういう経験があったけど仕事をゲットしたから、気持ちを切り替えていこう。逆に失敗から学べることはたくさんあるはずで、良い機会だと思って、次に切り替えていこう。と伝えたい!

そして、もし面接に落ちてしまったら。それは、決して自分のせいではなくて、この広いマーケットで自分よりできる人が偶然いただけのこと。タイミングもあるし、会社との相性もある。やっぱり落ち込むけどね。挑戦し続けるしかない。

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